同社は、2021年2月に、二酸化塩素の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化効果を確認したことを、大阪府立大学生命環境科学研究科(山崎伸二教授)との共同研究成果として発表した(第17 回日本小児消化管感染症研究会)。この実験は、同社製クレベリンPro希釈用液とSARS-CoV-2液及びSARS-CoV-2に感受性のある培養細胞を用いて行われ、結果として感染価が99.96%(10ppm、10秒)~99.997%(100ppm、10秒)低減することが確認された。本研究成果から、ヒトが触れる場所(ドアノブ、便座、床、洗面等)に二酸化塩素を活用することで、新型コロナウイルスの感染対策に有効であることが期待できる。なお、同社では2020年10月にも、二酸化塩素分子がSARS-CoV-2 のヒトの体内への感染を阻止するメカニズムを解明し、英文科学誌『Annals of Pharmacology and Pharmaceutics』に掲載されたことを発表している。