2. 2021年3月期の主な取り組み (1) ボンド事業 a) 「ボンド裁ほう上手スティック」の拡販 2018年に発売した「ボンド裁ほう上手スティック」の販売本数は、2019年3月期の56万本から2020年3月期は168万本へ増加したが、今後もTVCMやYouTube広告を活用し2021年3月期は220万本の販売を目指す。
b) 「開発グループ」を設置して、産業資材分野を強化する 「住宅関連用」に続く次の柱として新規事業に注力し、将来の柱となる製品開発(自動車、電材、複層ガラス、構造用両面テープ)を促進する。
c) 子会社サンライズが小山工場(栃木)を建設中 東日本エリアへの販売を強化するためサンライズが小山工場を建設中である。これにより、岡山工場との製造2拠点体制が整う。この小山工場では、コニシ製品も生産する予定で、東日本のシーリング材製造拠点となる計画となっている。(2021年4月稼働予定)
(2) 土木建設事業 a) コニシ補修材:シーリング材のシェア拡大へ 同社の調べでは、シーリング材のシェアは16%(2009年3月期)から34%(2020年3月期)に上昇し、トップシェアとなったとしている。今後も、首都圏を中心とした東日本エリアの物件取り込みに注力することやボンドエンジニアリングとの協業による工法開発などにより更なるシェアアップを目指す。
b) ボンドエンジニアリングの売上拡大 ボンドエンジニアリングの売上高は2017年3月期の8,678百万円から2020年3月期には11,074百万円となったが、今後も社会インフラ(道路・鉄道・橋梁)の補修・改修工事の取り込みをさらに強化する。また20億円以上の大型受注もできるようになったことから、引き続き大型物件の受注を強化し、2021年3月期には11,600百万円の売上高を目指す。