<3386> コスモ・バイオ 1211 -30
一時急伸。保有する投資有価証券の一部を売却し、投資有価証券売却益として1.90億円が発生する見込みと発表している。資産の効率化と財務体質の強化を図ることが目的。20年12月期決算で特別利益として計上する。株価は一時前日比47円高の1288円まで上昇した。

<4978> リプロセル 459 +5
3日ぶり反発。ヒトiPS細胞から作製した小腸(腸管上皮)細胞「StemRNA Entero」の開発に成功し、販売を開始すると発表している。これまで製薬会社から開発が待望されていた細胞で、より臨床に近い試験環境を前臨床の段階から構築することが可能になるという。同社株は11日に年初来高値(547円)を付けた後は値を下げており、販売開始発表を契機に押し目買いも入っているようだ。

<4493> サイバーセキュリ 26760 -1140
大幅に3日続落。11万5500株の立会外分売を24日に実施すると発表している。分売値段は2万7063円。株式の分布状況の改善と流動性の向上を図ることが目的。立会外分売で株式需給が悪化するとの懸念が高まったほか、分売値段にサヤ寄せする動きとなっている。

<7047> ポート 1306 +300
ストップ高。新型コロナウイルスの影響で就職活動のオンライン化が進み、21年3月期第1四半期(20年4-6月)のキャリア領域での新規獲得会員数が前年同期比193%になったと発表している。新規顧客契約数は同243%で、6月の営業活動による契約見込み数も換算すると同400%を見込むとしている。同社は会員数と顧客契約数を中期的な事業成長に重要な主要KPIと位置付けている。

<4477> BASE 5050 +440
上場来高値。自社のEコマースプラットフォーム「BASE」が越境ECサイトを運営するネオ・ウィング(東京都中央区)のクラウド型物流代行サービス「NEOlogi」と連携し、海外向けサービスの提供を開始したと発表している。BASE加盟店は拡張機能で日本を含む世界150カ国以上に出荷可能となる。また、様々なECシステムと連携することで自動出荷にも対応しているという。

<6560> LTS 3305 +205
上場来高値。東証の承認を受け、7月8日から上場市場が第1部に変更になると発表している。同社株は8月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられるため、指数に連動した運用を目指すパッシブファンドなどの需要を見込んだ投資資金が流入しているようだ。1部上場銘柄としての形式要件の充足を図るため、14万株の立会外分売を実施する。分売予定期間は7月1-3日。

<4497> ロコガイド 5310 -
公開価格(2000円)の2.3倍となる4605円で初値を付けた。会社設立は16年7月1日。チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」の運営が事業の柱。21年3月期の営業利益予想は前期比47.7%増の5.05億円。食品スーパーマーケットやドラッグストア、ホームセンターのほか、家電量販店などの専門小売業態へのサービス導入が進み、掲載情報量の拡大に努めた結果、増益となる見込み。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:BASEは上場来高値、ポートがストップ高