パシフィックネット<3021>は8日、2020年5月期第2四半期(2019年6月1日-2019年11月30日)の連結業績予想を発表。

売上高は前回予想比7.1%増の21.95億円、営業利益は同47.1%増の2.06億円、経常利益は同46.4%増の2.05億円、親会社に帰属する四半期純利益は同52.9%増の1.30億円にそれぞれ修正した。

LCM(ライフサイクルマネジメント)事業において、Windows10への入れ替え需要の本格化、企業内IT人材不足の深刻化等を背景に受注が大幅に拡大し、PC等の中長期レンタル、保守運用等のITサービス、使用済みIT機器の回収・データ消去サービスのいずれも計画を上回る見込み。リマーケティング事業(中古IT機器の販売等)については、価格下落等の影響から売上高は計画を下回るが、効率化や在庫回転率の向上等の効果から、利益はほぼ計画通りとなる見込み。コミュニケーションデバイス事業についても、観光需要の拡大や観光以外の用途開発の効果等から、販売・レンタル・保守サービスとも計画を大幅に上回る見込み。

コスト面では、IT人材拡充、レンタル資産、設備、基幹システム等、計画を上回る積極投資を行ったが、増加コストは収益拡大でカバーした。

通期業績についても計画を上回って推移するものと予想しているが、使用済みIT機器の回収・データ消去サービスの業績予測が非常に難しいことや、さらなる投資計画の見直し(先行投資の拡大)から、正確な予想が困難として通期の業績予想の修正は据え置いている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 パシフィックネット---2020年5月期第2四半期の業績予想を上方修正