パイプドHD<3919>は14日、子会社のVOTE FORが、日本電気(NEC)<6701>、ユニバーサルコムピューターシステム(UCS)と協力し、マイナンバーカードによる顔認証とブロックチェーン技術を用いたネット投票システムを提供することを発表。8月につくば市が開催する「令和元年度つくば Society 5.0社会実装トライアル支援事業」の最終審査に使用される。

公職選挙にネット投票を導入する際に検討すべき諸課題について実証を行うことを目的に、投票全般におけるプランニングをVOTE FORが務め、顔認証基盤の提供をNECから受け、ブロックチェーン技術基盤の提供とネット投票システムの開発をUCSが行う。

投票者の利便性向上を図るため、マイナンバーカードの4桁の利用者証明用パスワードを利用する。マイナンバーカード内蔵のICチップ内の本人画像情報と撮影した画像を照合する認証技術を用いた実証を実施。時間と場所の制限を受けない投票を可能とするため、ICカードリーダーに接続可能なWindowsPC端末よりインターネットに接続できる場所ならどこからでも投票を可能にする仕様とする。投票処理速度を向上するため、ブロックチェーンのプラットフォームを変更し、データの非改ざん性と処理速度向上を実証する。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 パイプドHD---VOTE FOR、マイナンバーカード顔認証とブロックチェーン技術利用のネット投票システム提供