<9647> 協和コンサル 2832 -
年初来高値。19年11月期第2四半期累計の営業利益を従来予想の2.80億円から3.94億円(前年同期実績2.01億円)に上方修正している。連結子会社が行う情報処理事業で第1四半期受注案件が例年に比して短工期のものが多く、売上高が第2四半期に集中した。通期予想(前期比0.1%減の2.30億円)は据え置いたが、上方修正に対する期待も買いを後押ししたようだ。

<4395> アクリート 999 +149
一時ストップ高。セブン&アイ・ホールディングス<3382>のスマートフォン決済サービス「セブンペイ」で不正利用の被害が明らかになり、「本人確認する『2段階認証』の仕組みがなく、セキュリティーの甘さを犯罪組織に突かれた可能性がある」と報じられ、買い材料視された。今回の不正アクセスを受け、2段階認証の利用が広がるとの思惑からSMS配信サービス事業を手掛けるアクリートに投資資金が流入したようだ。

<2702> マクドナルド 4895 -15
大幅に5日ぶり反落。6月の既存店売上高が前年同月比6.3%増になったと発表している。43カ月連続のプラス。伸び率は前月(3.1%増)から加速したが、材料出尽くし感から売られている。客数は4.3%増、客単価は1.9%増。全店ベースの売上高は6.5%増。6月はダブルチーズバーガー関連の3商品を発売したほか、サイドメニューでは「スパイシーチキンマックナゲット」を期間限定ソース2種で販売した。

<2173> 博展 631 +4
続伸。誰でも簡単に展示会のパッケージブースを設計・発注できる「パケテン」のサービス提供を開始したと発表している。最短5分で思い通りの展示会パッケージブースを設計・発注できるほか、10万円台から展示会場への納品と施工までのサービスを提供可能としている。新たな市場や取引先拡大に向け、企業や自治体の動きが活発化していることを背景に、展示会の開催数は増加傾向にあるという。

<4764> さむらいJP 116 +4
大幅に反発。保有する新都ホールディングス<2776>株の一部を海外の非上場企業へ譲渡すると発表。譲渡株式数は118万2000株で、株式譲渡代金は約2.38億円。譲渡契約に関連して連結子会社に対する融資契約を締結する。譲渡契約に伴う約0.20億円の費用は19年12月期第2四半期に、融資契約に伴う約0.35億円の純利益は19年12月期、20年12月期および21年12月期にそれぞれ計上する予定。

<4586> メドレック 568 +32
急伸。米国で開発中の帯状疱疹後の神経疼痛治療薬MRX-5LBT(リドカインテープ剤)について、米食品医薬局から要求されている新薬承認申請までに必要な臨床試験の一つである貼付力評価試験を実施したと発表している。先行指標品との比較臨床試験を実施し、新薬承認申請に必要な要件を満たす貼付力を示す結果が得られたという。今後、米食品医薬局から要求されている試験を順次実施し、20年に新薬承認申請をする計画。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:メドレックは急伸、アクリートが一時ストップ高