■株主還元策

シノケングループ<8909>は利益配分を含む株主価値の持続的な向上を目指し、効率的な経営体質の整備と積極的な営業活動の推進により、経済環境に左右されない安定的かつ継続的な収益基盤を確立することを目標に、安定した利益還元を実施していくことを基本方針としている。こうしたなか、2019年12月期の1株当たり配当金については前期比横ばいの30.0円(配当性向18.1%)を予定している。配当性向の水準に関しては20%程度を当面の目安として考えている。また、自己株式取得についても適時検討する方針となっている。

また、同社は株主優待制度も導入しており、毎年12月末の株主に対して保有株数、保有継続期間に応じて、QUOカードを贈呈している。500株以上1,000株未満の株主に対しては一律1,000円分を、また、1,000株以上保有する株主に対しては、継続保有期間が3年未満の場合は2,000円分、3年以上であれば5,000円分を贈呈している。



■情報セキュリティ対策

同社では情報セキュリティ対策については、経営の重要課題の1つとしてその対策に取り組んでいる。社内システムへの不正アクセス防止やマルウェア対策などを行っているほか、顧客情報管理システムについては他の情報システムと連携せず独立管理するなどしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 シノケンG Research Memo(10):配当金は安定配当を基本に、配当性向で20%水準を目安に実施していく