Hamee<3134>は13日、2019年4月期第3四半期(18年5月-19年1月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比8.7%増の76.64億円、営業利益は同15.0%減の8.82億円、経常利益は同4.4%減の8.80億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同1.0%増の6.31億円となった。

コマース事業の売上高は前年同期比4.0%増の63.69億円、セグメント利益(営業利益)は同4.0%減の12.63億円となった。国内卸販売は、新型iPhoneの一部機種の値下げに伴い、需要回復の兆しが見られた。国内小売は、「iFace」シリーズの売上が底固く推移したが、新型iPhone向けケースが弱含みで推移したことから、前年同期に対し若干の減収となった。また、米国連結子会社の売上高が大幅に伸び、国内卸販売の落ち込みを海外販売がカバーした。一方で、米国については、仕入商材の取り扱いが多いため、利益率の低下要因になることに加え、韓国連結子会社による無形固定資産の減価償却費をはじめとした広告宣伝費の増加等、販売及び一般管理費が増加した。

プラットフォーム事業の売上高は前年同期比39.9%増の12.79億円、セグメント利益(営業利益)は同19.5%増の3.74億円となった。ネクストエンジンの契約を獲得するうえで重要となる初期設定の円滑化を実現するため、従前より進めてきたサポート人員の充実、販売代理店等のパートナー活用、ネクストエンジンの機能強化など、各種施策の効果が発現したことにより順調に新規契約の獲得が進んだが、契約社数の増加に比例してサポート人員に対するコールセンター業務の負荷が増加したため、コールセンター業務のアウトソーシングを進める方針とした。現状コールセンター業務の移管手続きを進めていることと季節要因により、総契約数は3,511社(OEM除く、前連結会計年度末比416社増)、利用店舗数27,006店(同3,154店増、いずれも自社調べ)となった。また、前期に子会社化したEC事業者向け販売支援コンサルティングを提供するHameeコンサルティングについても、当該セグメントへ貢献した。

2019年4月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高は前期比7.0%増(前回予想比1.8%減)の100.31億円、営業利益は同25.6%減(同26.8%減)の10.26億円、経常利益は同19.4%減(同26.6%減)の10.21億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同17.6%減(同26.6%減)の7.18億円としている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 Hamee---3Qは売上高が8.7%増、コマース事業およびプラットフォーム事業ともに増収