シンバイオ製薬<4582>は11月30日、トレアキシン液剤(急速静注製剤)について、安全性の確認を主目的とした治験を開始したと発表。本試験の症例数は36例で、既承認の全ての適応症に加え、再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫も承認申請の対象となる。

現在申請準備中の液剤(RTD製剤)に加え、 RI製剤の開発により、従来のFD製剤では60分間かかった点滴投与時間を10分間に短縮、患者や医療従事者に大きな付加価値を提供する。RTD製剤は2021年上半期の発売を目指して承認申請を準備中、RI製剤は本試験終了後に承認申請を行い2022年の発売を予定している。

同社は、2017年9月にEagle Pharmaceuticalsとの間で、トレアキシン液剤の日本における独占的ライセンス契約を締結、製剤特許保護を通じてトレアキシンの製品ライフサイクルを2031 年まで延長することを可能とした。



<SF>

情報提供元: FISCO
記事名:「 シンバイオ製薬---トレアキシン液剤(急速静注製剤)の治験開始、点滴投与時間を60分から10分間に短縮