イノベーション<3970>は14日、2018年3月通期(2017年4月-2018年3月)決算を発表した。売上高が前期比7.0%増の13.45億円、営業利益が同82.7%減の0.29億円、経常利益が同82.8%減の0.33億円、当期純利益が同80.7%減の0.23億円となった。

売上高は、前期に比して0.88億円増加し、計画通りに進捗している。利益面においては、オンラインメディア事業の主力である「ITトレンド」及び「BIZトレンド」においてGoogleの検索結果の表示順位が回復しないことによる来訪者数の減少を補うために、集客及び収益構造の改善に費用を要したこと、セールスクラウド事業の主力製品である「List Finder」において新機能を追加するための開発や保守・メンテナンス等に計画以上の費用を要したことにより、計画に届かない進捗となった。

2019年3月通期の業績予想は、売上高が前期比11.5%増の15.00億円、営業利益が同54.3%減の0.13億円、経常利益が同60.9%減の0.13億円、当期純利益が同77.0%減の0.05億円としている。同社は、2017年3月期から2019年3月期までを投資と拡大期とする成長加速期と位置付けており、オンラインメディア事業及びセールスクラウド事業を中心に、今後も更なる業容の拡大を目指すとしている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 イノベーション---4Q決算を発表、売上高は7.0%の増収で着地