■会社概要

1. 会社概要
ブイキューブ<3681>はビジュアルコミュニケーションツールの企画、開発、販売、運用、保守を手掛け、国内外の法人企業、教育機関、官公庁などのユーザーに対して主にクラウドベースでビジュアルコミュニケーションサービスを提供する。ビジュアルコミュニケーションの黎明期の2004年にWeb会議システムを自社開発し、改良を加えて、同市場へ参入。高品質でユーザー目線に立ったきめ細かなサービス、品ぞろえや24時間・365日のサポート体制などが評価され、Web会議「ASP(クラウド)型」及び「ASP(クラウド)型+SI(オンプレミス)型」市場において11年連続してシェアNo.1を獲得。主力のWeb会議サービス「V-CUBEミーティング」を中心に5,000社を超える企業へ導入実績を誇り、国内トップの座を不動のものにしている。さらに、2014年にパイオニアソリューションズ(株)を子会社化したことにより、Web会議「SI(オンプレミス)型」の分野でもシェアNo.1を獲得し、国内Web会議市場の全分野でのシェアNo.1を獲得するなど、国内リーティング・カンパニーとなっている。

同社グループは2017年にグループ再編を行い、2018年2月1日現在で海外6社、国内1社と本社1の体制となっている。2017年12月末時点でのグループの役員・従業員数は450人(国内275人、海外175人)で、内訳は営業・マーケティング164人、技術者224人、管理部門62人と、技術力と営業力を兼ね備えた人員構成となっている。2018年2月1日現在でのオフィスは世界9ヶ所(国内5ヶ所、海外4ヶ所)、データセンターも日本のほか、中国、シンガポール、インドネシア、タイ、インド、アメリカ、オランダ、オーストラリア、ブラジルの10ヶ国に上る。


リーマンショック後に選択と集中により事業を一本化、株式上場後に積極的な買収を展開し事業拡大ペースが加速

2. 沿革
同社の前身は、創業者で同社代表取締役社長の間下直晃(ましたなおあき)氏が慶應義塾大学在学中の1998年10月に、Web 制作やアプリ開発などWebソリューションの提供を行うことを目的として設立した有限会社ブイキューブインターネット。2001年1月に事業の本格化に合わせて株式会社へ改組し、2002年12月に社名を株式会社ブイキューブに変更した。

2003年にアメリカ進出し、2004年に現在の主力商品であるWeb会議システム「nice to meet you」(現「V-CUBE」)の販売を開始した。この時は複数の事業を行っていたが、その後、2008年9月に起きたリーマンショックを引き金としてビジュアルコミュニケーションサービスに対する需要が高まったことや、クラウド型サービスに対するユーザーの理解度や利用姿勢の変化を受けて、ビジュアルコミュニケーションサービス事業1本に選択・集中することを決断し、2010年5月にはサービス名を「nice to meet you」から「V-CUBE」へ変更した。

2009年にはマレーシアに進出した。2012年にはシンガポール、インドネシアに進出して、2013年には中国に進出した。そして、2016年9月にはタイに進出するなど、東南アジアを中心に展開している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ブイキューブ Research Memo(2):アジアNo.1を目指すWeb会議システムの国内リーディング・カンパニー