CAC Holdings<4725>は23日、tourcandy(本社:東京都新宿区)に出資したことを発表。Tourcandyは、訪日外国人観光客向けの飲食店予約・決済サービス「尋味(シュンウェイ)」を運営。訪日外国人数が急速に拡大している中、tourcandyへの出資を皮切りに、インバウンドビジネスへ進出する。

CAC Holdingsは、2000年に中国上海市にCAC上海を設立、システムのオフショア開発や、現地でのITビジネス拡大に取り組んできた。tourcandyとの協業においては、資本提携に留まらず、CAC上海によるシステム開発やユーザーの取り込み、提携飲食店の開拓などのサポートを提供し、tourcandyのビジネス展開を全面的に支援していく予定。CACグループの技術力や、海外5か国にまたがるグループネットワークと多国籍人材を活用し、今後は医療ツーリズムや地方創生などにも取り組み、新規事業であるインバウンドビジネスを拡大していく。

tourcandyが運営する「尋味(シュンウェイ)」は、Web上で日本全国の飲食店の予約・事前決済を可能にする、訪日外国人向けのプラットフォーム。2016年よりサービスを開始し、現在は中華圏の観光客を中心に1億人以上のユーザーを抱え、700軒以上の日本の飲食店と提携している。ユーザー側は利便性を、飲食店側は事前決済により無断キャンセルの防止というメリットを享受できる。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 CAC Holdings---インバウンドビジネスに進出、第1弾としてtourcandyへ出資を発表