八洲電機<3153>は30日、2018年3月期第3四半期(2017年4~12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.9%減の455.45億円、営業利益が3.57億円(前年同期は3.77億円の損失)、経常利益が4.97億円(同2.66億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が3.61億円(同3.17億円の損失)となった。

プラント事業は、鉄鋼分野では、大型設備老朽化更新や工場照明のLED化が順調に進捗し、売上高は好調に推移した。
石油・非鉄分野では、石油会社関連の大型修繕工事が順調に進捗し、売上高は好調に推移した。

産業システム事業は、産業機器分野では、半導体関連業界の好調に伴い工作機メーカーなどのセットメーカーからの継続的注文製品の受注増、並びに都市部における再開発案件の継続により、売上高は堅調に推移した。
一般産業分野では、化学会社向け設備工事や電気・精密・通信会社向け入退室管理システムの更新が順調に進捗したが、前年度電源設備工事の大口売上案件を補えず、売上高は低調に推移した。
空調設備分野では、通信キャリア向けサーバ冷却用空調機や理化学商向け特殊空調設備等の増加により、売上高は好調に推移した。

社会インフラ事業は、車両関連の電気品や車体改造、情報配信システム、車両工場向け設備工事等の増加により、売上高は好調に推移した。

電子デバイス・コンポーネント事業は、産業機器・通信分野では、旺盛な省力化及び生産増投資により、売上高は堅調に推移した。
アミューズメント分野では、取扱製品の生産中止の影響により、売上高は低調に推移した。

2018年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.8%増の763.00億円、営業利益が同31.9%増の20.50億円、経常利益が同27.4%増の21.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同43.9%増の14.50億円とする8月23日に公表した業績予想を据え置いている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 八洲電機---3Qは営業利益が3.57億円、プラント事業、産業システム事業が増収増益