■中長期の成長に向けた重点取り組みと進捗状況

5. 特約店営業と連携・一体化した運営の徹底の進捗状況
ルネサスイーストン<9995>はルネサスエレクトロニクスの一次特約店であり、傘下に14社の特約店を抱えている。多数の顧客をカバーするうえでは特約店との連携は必要不可欠だ。特約店経由の売上高目標も、年間200億円に設定し、その実現に向けて取り組みを強化してきた。

特約店との連携における取扱商材がルネサスエレクトロニクス製品であることから、ここでもデザイン-インを通じた営業が中心となる。2018年3月期第2四半期のデザイン-イン金額は88億円となった。今下期は91億円を計画しており、通期では179億円となる見通しだ。なお、この金額は前述のルネサスエレクトロニクス製品のデザイン-イン金額642億円の内数であることには注意が必要だ。

デザイン-インの内容としては産業向けで産業用ロボット向けモータ制御用マイコンや電力計スマートメーター向けマイコンなどが、自動車向けでヘッドランプシステム向けマイコンなどがある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 イーストン Research Memo(7):ルネサスエレクトロニクス製品を中心に特約店との連携も順調に拡大