オプティム<3694>は26日、スマート農業※の取り組みの中で、大豆の生育管理にドローンを活用し、病害虫が検知された箇所のみにドローンでピンポイント農薬散布を行う試みを実施したと発表。

農業生産法人イケマコ(所在地:佐賀県佐賀市)が管理する88エーカーの大豆畑を2分割し、一方は通常の育て方を実施、もう一方は「OPTiM スマート農業ソリューション」を活用した、ドローンを用いたピンポイント農薬散布栽培を実施し、残留農薬量、収量、品質、労力・農薬コスト削減効果の実証実験を行った。

第三者調査機関により、ドローンを用いて栽培された大豆の残留農薬を検査した結果、残留している農薬が不検出相当であるとの検査結果が確認された。これは、世界で初めて(同社調べ)大豆の生育管理にドローンを用いて、病害虫が検出された箇所のみピンポイントで農薬散布を実施することで、通常栽培で使用する農薬の量の10分の1以下に削減し、農家の生産コストを抑えられた栽培が成功したことを意味する。なお、本取り組みに関連する特許群を現在出願中。

同社は今後、ピンポイント農薬散布栽培について農家を幅広く募集して、安心安全な農作物の普及を推進していく考え。


※AI・IoT・ロボットなどの最先端技術を農業へ活用し、農作業の負担軽減や、農作物の収量、品質の向上などを目指す、新たな農業。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 オプティム---世界初、AI・IoT・ドローンを活用したピンポイント農薬散布テクノロジーによる大豆栽培に成功