(2) セグメント別状況 a) 水産商事事業 水産商事事業の業績は、セグメント別売上高で61,325百万円(前年同期比14.9%増)、営業利益で1,546百万円(同30.7%増)と増収・増益となった。鮭鱒、カニ、エビ、北洋魚など主要魚種の価格が比較的高値で推移し、さらに販売も順調に推移した。加えて定塩サケ製品などの付加価値製品も好調に推移し、米国向けを中心に海外での水産物販売を推進したことも増収・増益に寄与した。
b) 冷凍食品事業 冷凍食品事業の業績は、セグメント別売上高で34,334百万円(同6.1%増)、営業利益で554百万円(同235.2%増)と大幅増益を確保した。
c) 常温食品事業 常温食品事業の業績は、セグメント別売上高で9,455百万円(同2.6%増)、営業利益で220百万円(同13.0%増)と増収・増益を確保した。高値の魚価による厳しい環境が続くなかで、サバやサンマなどの水産缶詰の拡販に注力した。原料価格高騰が続くイカ加工品については、価格改訂や規格変更を行うことで利益を確保した。