三井化学<4183>は、総合化学大手。メガネレンズ用材料等で世界シェアトップ。海外売上比率は4割超。機能性コンパウンド製品はアジア、欧米で需要堅調。基盤素材ではポリエチレンなどの販売が伸びる。18.3期2Qは2桁最終増益。

同社は13日、旭化成<3407>のスチレン系架橋型熱可塑性エラストマー(製品名称「サンヴィーオ」)事業を買収すると発表した。熱可塑性エラストマーは、主に自動車用途で、塩ビ・加硫ゴムの代替材料として世界的に需要が伸びている。三井化学の熱可塑性エラストマー「ミラストマー」は、自動車向けでは架橋型(TPV)では、内装表皮、ウェザーストリップ、ステアリングブーツなど、非架橋型(TPO)でエアバッグ・カバーなどの用途で事業を拡大してきた。三井化学は、モビリティ事業を成長事業と位置付けており、その中でもミラストマー事業は、中核として捉え、積極的な強化・拡大を進めている。今回の買収で、旭化成の「サンヴィーオ」をラインナップに加えることにより、自動車部品や生活用品など様々な分野で幅広い需要への対応や、付随技術をミラストマー事業の差別化へ応用するなど、今後の事業の強化を図る狙い。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 三井化学---旭化成のサンヴィーオ事業を買収