コニシ<4956>は31日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.2%増の602.98億円、営業利益が同15.8%増の30.36億円、経常利益が同27.2%増の30.54億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同20.1%増の19.20億円となった。

ボンドは、売上高が前年同期比3.1%増の235.81億円、営業利益が同10.6%増の22.61億円となった。
一般家庭用関連においては、ホームセンターやコンビニエンスストア、100円均一ショップなどの主要な販売ルートでの売上は前年度並みで推移した。
住宅関連においては、新設住宅着工戸数が横ばいで推移しており、内装工事用接着剤、建築資材の製造に用いられる接着剤の売上は堅調に推移した。また、タイル用接着剤は新規開拓が進み売上が大きく増加した。
産業資材関連においては、紙関連用途向けの水性接着剤やパネル用途向けのウレタン系接着剤および自動車・電子部品等に使用される弾性接着剤が伸長した。

土木建設は、売上高が前年同期比16.7%増の108.49億円となったが、7月に子会社化した角丸建設の株式取得関連費用を計上したことにより営業利益は同1.4%減の4.45億円となった。
建築分野においては、補修材は前年期並で推移し、建築用シーリング材は大きく伸長した。
土木分野においては、連続繊維シート補強工法が回復せず減少したが、道路床版補強工法に使用する補修材が増加し売上は増加した。
土木建設工事業においては、公共事業を中心としたインフラおよびストック市場の補修・改修・補強工事が堅調に推移しておりボンドエンジニアリングは売上を大きく伸ばした。また、近畿鉄筋コンクリートも売上を大きく伸ばした。

化成品は、売上高が前年同期比3.4%増の258億22百万円、営業利益が同209.9%増の3.04億円となった。
化学工業業界においては、樹脂原料の需要が好調に推移し売上は大きく増加した。
電子電機業界においては、半導体封止材関連商材は伸長したが、LED関連商材が低調に推移し売上は減少した。
自動車業界においては、IT化に伴う電子部品に使用される商材が増加しており、売上は堅調に推移した。
塗料業界においては、国内向け住宅用、建築用、自動車補修用塗料の販売が大きく落ち込んでおり、塗料向け商材全般は低調に推移した。

2018年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比7.1%増の1,300.00億円、営業利益が同8.1%増の73.90億円、経常利益が同7.2%増の74.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.4%増の45.80億円とする計画を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 コニシ---2Qは増収・2ケタ増益、各事業が順調に進捗