ケネディクス<4321>は6日、シンガポール子会社のKenedix Asia Pte. Ltd.(以下、Kenedix Asia)がマレーシア所在のオフィスビルを保有する投資ビークルを取得したと発表した。

ケネディクスは中期経営計画「Partners in Growth 2017」における重点施策の一つとして、海外投資家の開拓や海外不動産投資等、海外展開の推進を掲げている。マレーシアにおける投資収益の獲得及びアセットマネジメント事業の拡大を図り、マレーシアの上場REITであるAmanahRaya Real Estate Investment Trust(以下、AmanahRaya REIT)の投資口及びその資産運用会社であるAmanahRaya-Kenedix REIT Manager Sdn. Bhd.の株式を取得していた。本投資口及び株式取得を通じて、ケネディクスグループは日本企業として初めてマレーシアのREITへのスポンサー参加を行っていた。

今回、スポンサーサポートの一環として、ケネディクスがAmanahRaya REIT向けのオフィス物件をウェアハウジングし、将来的にAmanahRaya REIT に売却することで、AmanahRaya REIT はポートフォリオの量的拡大と質的改善を促進することが可能になる。また、本件のウェアハウジング機能の提供は、ASEAN地域でのケネディクスモデルの展開を進め、今後の事業の収益基盤拡大にも資するものと考えている。

今回取得した物件はマレーシアの首都クアラルンプールのCBDであるKLCC地区所在の62階建てオフィスビルで、物件取得価格は約111.8億円。出資金額は41.6億円。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ケネディクス---マレーシア所在オフィスビルを取得、ASEAN地域でのケネディクスモデルの展開を進める