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続伸。シティグループ証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も400円から460円に引き上げている。好調な第1四半期決算を受け、今・来期の業績予想を上方修正、今期営業利益は会社計画の650億円に対して755億円を予想しているもよう。来期は879億円を想定している。上半期決算時に通期計画は上方修正される公算があるとしているほか、事業ポートフォリオの縮小策なども評価しているようだ。
ファーストリテ<9983>:31200円(-380円)
続落。前日に8月の月次動向を発表。既存店売上高は前年同月比3.4%減、5カ月ぶりのマイナスに転じたことが嫌気されている。客単価は8カ月ぶりに上昇したものの、客数が同4.1%減となった。天候不順の影響で夏物の需要が低迷したもよう。ただ、長雨の影響は警戒されていたとみられ、ネガティブに捉える動きは限定的。なお、通期での既存店売上高は前期比1.1%増と5年連続でのプラス確保となっている。
共栄タ<9130>:214円(+8円)
急伸、一時は31円高まで上昇している。米国のハリケーン被害を受けた製油所の操業停止から、石油製品の米国向け輸送需要が急増、それに伴い、外航タンカーの運賃が大幅に上昇していると報じられている。基準運賃は8月下旬と比べて2倍超になっているもよう。タンカー主体である同社にとって、市況上昇のメリットは大きいとの見方が強まる展開に。
丹青社<9743>:1228円(+67円)
大幅反発で年初来高値を更新。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の23.5億円から29.1億円に増額、一転して前年同期比では増益となる見通し。改装案件が順調に増加して、コスト削減も進んだもよう。もともと業績計画は保守的な傾向も強いが、第1四半期は3割弱の営業減益というスタートであったことから、増益までの上方修正は想定以上と捉えられている。
アマガサ<3070>:500円(+20円)
一時ストップ高。17年2-7月期(第2四半期累計)決算を発表している。営業利益は前年同期比57.9%増の0.30億円で着地した。同社は8月10日に業績予想の下方修正を発表し、上期営業利益見通しを期初の0.89億円から0.29億円に引き下げていた。ただ、本日は決算が物色の手掛かり材料となっているようだ。18年1月期の通期業績については、営業損益で0.41億円の黒字(前期は0.79億円の赤字)とする従来予想を据え置いている。
メタップス<6172>:3305円(-700円)
ストップ安。中国人民銀行(中央銀行)など中国の金融当局が9月4日、独自に仮想通貨を発行して資金を集める「新規仮想通貨公開(ICO)」を禁止すると発表したことが伝わっており、同社など仮想通貨関連とされる銘柄の下げが目立っている。報道によれば、中国の金融当局はICOを「許可を得ていない違法な調達行為」と位置付け、金融秩序を乱しかねないと判断したようだ。中国では17年に入りICOが急増していたもよう。
細火工<4274>:1772円(+237円)
大幅に6日続伸。北朝鮮が9月3日に核実験を実施したことを受けて、前日は防衛関連銘柄として物色が向かった。また、4日午後には一部韓国メディアが北朝鮮に弾道ミサイル発射準備の動きがあると報じており、本日も防衛関連銘柄への物色が続いている。この報道によれば、ミサイルは大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の可能性があるという。
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