以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年8月28日19時に執筆


アメリカ・アリゾナ州に自動運転関連企業が続々と集結しているようです。

自動運転の技術開発において、アリゾナ州の交通事情が適していることと、州政府の協力的な姿勢がアメリカの自動運転関連企業に好感されているようですが、日本国内においても自動運転の技術開発は活発になっています。

その理由の一つに高齢ドライバーによる悲惨な事故の発生が挙げられます。

日本は世界でも類を見ないほどの「超高齢社会」であり、高齢者による交通事故が後を絶ちません。

登校中の児童の列に高齢者が運転する車が突っ込む事故が起きたり、アクセルとブレーキの踏み間違えによる事故が起きたりと、高齢ドライバーによる悲惨な交通事故が報道されるたびに、自動運転車普及に向けた取り組みが注目されています。

事実、上述したような事故は、自動ブレーキ機能が搭載された自動車であれば防げた可能性が高いのではないでしょうか。

操作ミスによる交通事故は、自動運転車の普及によって減らせることは間違いないと思いますし、少しでも早く自動運転社会が到来してほしいものです。

そこで今回は、自動運転関連銘柄の中から、自動運転車普及に向けたインフラ整備に取り組んでいる長大<9624>に着目していこうと思います。



■長大<9624>の基本情報
市場:東証2部

長大は建設コンサル上位で公共向けが大半。長大橋で世界的にも有名で、公共向けに強みを持つ企業です。

同社は“スムーズな自動運転の導入・社会構築”に向けた各種調査研究・検討等を実施しており、インフラ(社会基盤)整備と、地域づくり・まちづくりに取組んできた“長大の強み”を活かすアプローチであると考えられます。

どういうことかといえば、「自動運転」は自動車単独では完結しないものであり、車線のはみ出し防止には、精度が高い地図や適切な車線(白線等)の管理が必要であり、車が交通ルールを守れるように、速度規制や車線変更の禁止などの情報を車に教えてあげる必要もあります。

そういった部分を担うのが、長大であると考えられており、自動運転関連企業の中で特に注目を集めていると言って良いでしょう。

今期の業績予想は、最終益が前期比10倍近くにまで膨れ上がる見込みで、業績面での不安はないと考えらえます。

ちなみに長大は例年、上期偏重の利益である為、下半期の業績が振るわないからと心配する必要はないでしょう。


■長大<9624>のチャート分析

長大<9624>の日足チャートを見てみると、

・2017年4月14日の安値 498円
・2017年8月1日の安値 749円

を結んだラインが下値支持線として株価を下支えしています。

一方の上値抵抗線は、

・2017年5月12日の高値 659円
・2017年7月27日の高値 839円

を結んだラインが意識されています。

業績に期待が寄せられている為か、今年5月から綺麗な右肩上がりのチャートとなっており、連日で年初来高値を更新する場面もみられました。

本日8月28日は前営業日比+5.38%の上昇となり、上値抵抗線を上抜けたことから急伸の可能性も。

押し目を入れるにしても、右肩上がりのチャートと業績によって戻しは早いと考えられ、その後の上昇期待は高いのではないでしょうか。

毎日執筆中のブログでは、チャート画像付きで株式市場で注目されているテーマ株や個別株などの分析を行っています。

「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思いますので、一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。


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執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏




<SK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:自動運転関連の実験が活発に行われている状況で長大に注目