RIZAPグループ<2928>は、RIZAP関連事業における今後の大幅成長の布石として、「RIZAP 1000万人 健康宣言」を発表した。2020年までに1,000万人以上の方にRIZAPメソッドを体験してもらい、健康で輝く人生をサポートするというものだ。同社では、RIZAP事業の具体的な数値目標を出すのは異例であり、意気込みが伺える。

その内訳としては、RIZAP関連事業500万人、法人・自治体プログラム500万人となっている。これまで実施してきたマンツーマンスタイルのサービスに加え、複数名に対するプログラムとして、法人向けプログラムおよび自治体向けプログラムとして本格実施する。

解剖学、運動力学などの知見を体系化し、これまでのゲスト累計8.9万人以上の多種多様なデータを元に、複数の大学・医療機関との共同研究も実施する中で、RIZAPメソッドを「結果にコミット」する「科学的メソッド」として進化させる。今後は、東大との共同研究をはじめ、様々な大学・医療機関等との共同研究を重ね、RIZAPメソッドのさらなる進化に向けた取組みを継続し、日本の健康寿命延伸に貢献していく方針である。

2017年3月より自治体向けのプログラムを開始し、その初の試みとなった静岡県牧之原市における健康増進プログラムにおいては、ほぼ全ての参加者の体力年齢の若返り、体重・体脂肪の減少、血液データの数値改善などの理想的な結果を得ることができ、これまでのマンツーマンスタイルのプログラムのみならず、複数名に対する健康増進プログラムにおいても、RIZAPメソッドによる成果を確認できた。

この結果を受けて、RIZAPでは、これまで実施してきたマンツーマンスタイル(1:1)のサービスに加え、複数名に対するプログラム(1:N)を法人向けプログラムおよび自治体向けプログラムとして本格実施することを決定した。「RIZAPメソッド」をさらに広く普及させる中で、3,400万人を超える65歳以上のシニア世代への健康増進の支援による健康寿命の延伸および7,600万人を超える生産年齢人口(15~64歳)における生活習慣病の改善への貢献を目指していく。

同社の今期2018年3月期業績予想は売上高1,502億円、営業利益130億円。中期経営計画「COMMIT2020」では、2021年3月期に売上高3,000億円、営業利益350億円のコミットを掲げている。
しかしながら、「1000万人 健康宣言」が2020年に向けて順調に進むと仮定するならば、「1:Nの方程式」が導き出す数年後の業績インパクトは絶大かもしれない。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 【RIZAPの新たなコミット!「1000万人 健康宣言」「1:Nの方程式」とは?】