a) 購買実績データの活用 基本となるのは、全国に展開している直営店並びにフランチャイズ店のPOSシステムとWebシステムの連動による店舗在庫表示システムに長年蓄積してきた大量の購買実績データの活用である。ゴルフリユース事業に特化してきた同社だから持ち得るこの社内ビッグデータを有効活用することで、中古クラブのきめ細かいプライシングが可能となり、利益率向上に貢献している。
b) 売り場の見直し 長年ゴルフリユース事業に特化してきた同社は、数多くの中古クラブを買い取ることで顧客との信頼関係を構築してきたが、そこで重要となってくるのが長期在庫商品の減少である。購買実績データに基づいた中古クラブのきめ細かいプライシングを生かすためには、顧客との最終接点となる売り場の充実が必要と考えていることから、売り場づくりに欠かせないビジュアルマーチャンダイジング(VMD)の考え方に基づいて、売り場のレイアウト変更や商品の陳列の見直しなどを進めている。
c) 外部企業との連携 同社は2017年4月以降外部企業との積極的な業務提携の動きを見せている。これは新・中期5ヶ年経営計画実現に向けた、新たなビジネスモデル確立のための動きである。具体的には、2017年4月11日に発表された(株)ブランドオフとのゴルフクラブ買取に関する業務提携と2017年5月15日に発表されたバリューゴルフ<3931>との相互プロモーション活動に関する業務提携である。