■会社概要

1. 会社概要
アクアライン<6173>は、1994年に広島で創業された水まわり緊急修理サービスの専門会社である。設立以降の13年間は、エリア別の子会社を競わせる方式で全国展開を行い、2008年にスケールメリットを生かすために子会社を吸収合併し、本社機能を東京に移した。その後、同社の事業テーマである「水」に関連したミネラルウォーターの販売 ・ウォーターディスペンサー取扱事業を開始している。2015年8月に業界初の上場(東証マザーズ)を果たした。水まわり緊急修理業界は建物の老朽化などを背景とした成長市場であり、同社は全国展開大手3社の一角を占める。

2. 事業内容
主力の事業は「水まわり緊急修理サービス事業」であり、全社売上の約91%を構成する。「水道屋本舗」の屋号で展開されており、パンダのキャラクターが親しみやすい。「その他事業」は、ミネラルウォーターの販売・ウォーターディスペンサー取扱い(売上構成約9%)を行っており、事業テーマである「水」に関連して多角化したものだ。利益に関してはセグメント別の開示はないが、 両事業とも利益を計上しており、薄利多売の傾向のあるその他事業と比較して、水まわり緊急修理サービス事業の利益率が高いことが推定される。

水まわり緊急修理サービス事業の業務内容は、
1) 水まわりの緊急トラブル修理・対応
2) 水まわりの製品・関連商品の買い替え
3) 水まわりのリフォーム・修繕工事
の3つのタイプがある。水まわりの緊急トラブル修理・対応を基本としながら、そこでの顧客接点を生かして、設備商品の買い替えやリフォームのニーズを引き出し解決するのが同社の勝ちパターンだ。いずれの事業も、コールセンター、サービススタッフが連携して全国くまなくサービスする事業であり、「人」ビジネスでもある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 アクアライン Research Memo(2):「水道屋本舗」の屋号で水まわり修理を全国展開