(2) セグメント別状況 a) 水産商事 水産商事部門の業績は、セグメント別売上高で121,420百万円(前期比9.7%増)、営業利益で2,918百万円(同61.8%増)となり、大幅な増収・増益となった。鮭鱒の市況が堅調に推移したこと、チリ産の銀鮭やエビ等の販売が好調であったことに加え、赤魚やカラスガレイ等の凍魚加工品や定塩サケ製品、むきエビ等付加価値製品の販売が伸長し増収増益となった。さらに環境の変化に対応して、海外加工製品の取り扱いを増加させたことも増収に寄与した。
b) 冷凍食品 冷凍食品部門の業績は、セグメント別売上高で68,304百万円(前期比2.0%減)、営業利益で655百万円(同294.3%増)となり、減収ながら大幅増益を確保した。
c) 常温食品 常温食品部門の業績は、セグメント別売上高で18,816百万円(前期比4.8%増)、営業利益で102百万円(同73.7%減)と増収を確保したものの減益となった。サバやイワシ等の水産缶詰が順調に拡大したことに加え、珍味類も大手コンビニ向け製品を中心に順調に推移したことから増収を確保したが、珍味原料のイカの価格が高騰し利益を圧迫し、前期比では減益となった。