(2) 事業別動向 a) 港湾事業 港湾事業の営業収入は23,419百万円、前期比3,331百万円、16.6%の増加となった。コンテナ貨物の取扱量は、東京港で前期比13.5%増、横浜港も同8.2%増と好調に推移した。衣料品関係の大手顧客が貢献した。車両の取扱は、北米向けが好調で、同13.8%伸びた。建設機械の取扱量は、一部回復の兆しがあったものの低位にとどまった。事業全体では、コンテナ貨物の取扱量増加の影響が大きく作用し、経常利益は2,146百万円と前期比41.4%増、計画比でも30.9%(507百万円)増加した。
b) プラント・物流事業 プラント・物流事業は、収益面で港湾事業と明暗を分けた。営業収入は27,123百万円、前期比・計画比とも0.8%増とほぼ横ばいであった。2016年10月よりJEXの一部事業を譲受しており、当下期に約20億円の寄与があった。その要因を除くと、約5%強の減収となる。同事業の経常利益は、806百万円と前期比46.5%減、計画比でも41.8%減と大きく落ち込んだ。