木徳神糧<2700>は9日、2017年12月期第1四半期(17年1月-3月)連結決算を発表。売上高が前年同期比1.9%減の248.84億円、営業利益が同74.6%減の1.07億円、経常利益が同76.8%減の0.99億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同95.5%増の5.78億円だった。

主力の米穀事業においては、国産米の販売数量は伸び悩んだものの、16年産米の販売価格は前年同期を上回る水準で推移した。加えてミニマム・アクセス米の取扱いにおいて、海外の主要な生産国の豊作基調や在庫増加傾向を背景に国際相場は大幅に下落しているなか、取扱数量は前年同期比で大幅に増加した。しかし、前年度に食品事業に属する連結子会社を譲渡した影響により減収となった。利益面では、飼料事業は堅調に推移したものの、主力の米穀事業において16年産米仕入コストは予想以上に上昇したことに加えて販売管理費用の増加等があったため、営業利益及び経常利益は減益だった。しかし、遊休固定資産の売却による特別利益の計上があり、親会社株主に帰属する四半期純利益は増益となった。

2017年12月期通期については、売上高が前期比0.2%減の1025.80億円、営業利益が同5.8%減の10.00億円、経常利益が同6.9%減の10.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.2%増の10.40億円とする期初予想を据え置いている。




<TN>

情報提供元: FISCO
記事名:「 木徳神糧---1Q減収となるも、純利益は95.5%増と大幅増益を達成