■今後の見通し

4. 事業環境
エラン<6099>がメインターゲットとする市場は、ベッド数50床以上の病院及び老人介護保健施設等である。

厚生労働省「医療施設調査」(2015年10月1日現在)によると、ベッド数20床以上の病院数は全国8,480施設である。このうち同社がメインターゲットとするベッド数50床以上の病院数は全国7,798施設で、2016年12月期末の契約施設数586施設の顧客開拓率は8%である。

また公益社団法人老人保健施設協会の正会員加入・申込状況(2016年12月31日現在)によると、ベッド数20床以上の介護老人保健施設は全国3,611施設である。このうち同社がメインターゲットとするベッド数50床以上の介護老人保健施設は3,509施設で、2016年12月期末の契約施設数84施設の顧客開拓率は2%である。

いずれの分野でも、入院セットであるCSセットは普及ステージに入ったばかりであり、顧客開拓余地は大きいと言えるだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 エラン Research Memo(12):認知度が向上してCSセットは普及ステージに入り、顧客開拓余地は大きい