1. 過去の業績動向 a) 業績推移(2008年12月期から2015年12月期) 開示されている2008年12月期以降の業績動向を見ると、ビジュアルコミュニケーションサービス事業への選択と集中を決断し、クラウド型サービスの積極的な拡販を行った2009年12月期以降、ユーザーのコスト意識の高まりの動きとあいまってクラウド型サービスの売上高は順調に拡大。M&A展開を積極化させた2013年12月期以降は成長ペースが一段と加速している。
2. 財務状況と経営指標(2008年12月期から2015年12月期) 一方、財務状況を見ると、2009年12月期と2010年12月期の赤字計上により、2010年12月期末の純資産は58百万円へ減少、自己資本比率は3.6%へ低下した。財務の健全化を図るために、(株)東電通※(2011年3月)、Premiere Global Services s.a.r.l.(同年6月)、(株)グロービス・キャピタル・パートナーズ(Globis Fund III,L.P. Globis Fund III(B),L.P.:同年7月)に対して第三者割当増資を実施。その後は、収益回復・拡大に伴う利益の積み上げと東京証券取引所マザーズ上場に伴う資金調達により2013年12月期末に自己資本比率は74.7%まで上昇し、財務の健全化が大幅に進展した。