メディシノバ<4875>は26日、開催中の米国神経学会第69回年次総会にて、MN-166のALSを適応とする臨床治験の中間解析結果を発表。

中間解析では、治験登録された呼吸器サポートを受けていないALS患者47名において、プロトコールによる治験(6ヶ月の二重盲検期間に引き続き、6ヶ月のオープンレーベル期間)を完了した31名(プロトコール完了群)とオープンレーベル期間(全治験者がMN-166を服用)開始前に治験を終了した16名(早期中断群)における、オープンレーベル期間終了後の生存率を比較したところ、プロトコール完了群の生存率が有意に高いことが示された。

また、能力評価に関する中間解析は、MN-166の服用を止めた後の影響を分析することを目的とし、12ヶ月目(全治験期間の完了時=MN-166の服用完了時)と、12ヶ月目から更に2週間後(MN-166 の服用完了から2週間後)の二つの時点で比較評価を実施した26名について行われ、さらに、これら26名のALS患者を、発症症状からサブグループに分けて分析を行った結果、Bulbar-onset群(球麻痺型)で悪化抑制効果が確認された。

MN-166は、日本と韓国で喘息及び脳梗塞発作後の症状の治療薬としてすでに27年以上使用されており、同社はMN-166を進行型多発性硬化症、ALS、薬物依存をはじめとする多様な神経系疾患を新適応症として米国での治験を行っている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 メディシノバ---MN-166のALSを適応とする臨床治験に関する米国神経学会の中間解析結果発表