■今後の見通し

2. 2018年12月期の考え方
2017年度を“種まき”(積極投資の実行投資)とすれば、2018年12月期は“育成”の時期に当たり、最終年度の2019年12月期での“収穫”(増収増益基調への回帰)へとつながっていくと想定される。問題は2018年12月期の“育成”にどれほどの投資が必要になるのか読みにくいということだ。

弊社では、過度に楽観視するつもりはないが、これまでに実行してきた施策や2017年12月期に予定されている施策からみて、主要な4つの成長戦略に関し、打つべき手は2017年12月期中に打ち終わるものとみている。したがって2018年12月期は自然体で臨めば、2017年12月期対比ではもちろん、2016年12月期対比でも増収増益となってくるのは十分可能だと考えている。しかしながら、ピクスタ<3416>はあくまでここからの2年間はジャンプの前のしゃがみ込みの時期と位置付けているため、成長力を一段と高めるために2018年12月期においても追加的に投資を行う可能性が高い。したがって、2018年12月期については、利益において前期比横ばい圏で推移するとみておくのが妥当だと考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ピクスタ Research Memo(14):2018年12月期も成長投資が続き、利益は横ばい圏と想定