アジアにおいては将来の成長を見据えた先行投資を行った。具体的には、インドネシアで人材紹介を行う新法人PT.TRUST TECH ENGINEERING SERVICE INDONESIAを2016年9月に設立したほか、中国では、山東省で合弁会社の設立(2016年9月、持分法適用会社)に踏み切った。特に注目されるのは山東省の山東職信智達人力資源有限公司(通称Trust-Bridge。同社の出資比率は49%)だ。インドネシアの案件が当面は人材紹介や情報取集など将来に向けたリサーチ的要素が強いのに対して、Trust-Bridgeは実体的な人材派遣事業の拡大を志向している。Trust-Bridgeのライセンスが中国全土に有効である点も将来の発展可能性に期待を抱かせるものとなっている。現状では、早ければ2018年6月期から収益貢献してくると期待されている。