a) 生花祭壇事業顧客ニーズを積極的にフォローするサービスの提供(商品レンタル等)や、ツールの開発及び加工物流センターの活用による低コスト祭壇開発への取り組みの実施により「業界のコストリーダー」としてのシェア拡大を図る。また、大手競合他社を含む生花店との連携など、生花店ネットワークの構築によるエリア・ドミナント戦略(関東圏)の展開やタブレット端末を活用した顧客の囲い込みによるストックビジネス化の推進により、毎期2~3%の成長を目指す。
b) 生花卸売事業子会社マイ・サクセスとの連携を強化し、海外・国内における産地開発や生花の生産を進めるとともに、大規模物流拠点を活用した取扱量増加によるスケールメリットを追求し、原価の安定化と低コスト化の実現を目指している。さらには、生花店のネットワーク化や海外進出による販売チャネルの拡充を図ることで、事業の六次化(生産から加工、販売を統合する業務展開)を実現し、早期に売上高50億円(社内取引を含む)の達成を目指している。また、輸入比率を50%以上に引き上げる方針である。
c) ブライダル装花事業披露宴の小規模化(少数婚)や挙式披露宴を行わない「なし婚」が増加するなかで、市場規模の大きい大都市圏(東京・大阪) の営業推進に注力し、更なる事業拡大を図るとともに、グループの調達力をフルに活用した原価低減に加えて、経済的事情などによりおろそかにされつつある儀礼文化の復活に向け、低価格戦略の推進や他社との連携にも取り組む。