*09:11JST 日経平均は48円安、寄り後は下げに転じる 日経平均は48円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が取引終了にかけて上げ幅を急速に拡大する動きとなったことが投資家心理を上向かせた。また、海外市場で米長期金利が弱含みで推移したことも東京市場で安心感となった。さらに、昨日の日経平均が400円を超す下げとなったことから短期的な高値警戒感がさらに緩和し、押し目待ちの買いが入りやすかった。一方、トランプ米大統領に解任を表明されたクック米連邦準備理事会(FRB)理事が法的措置で対抗すると報じられており、今後の米金融政策や次期FRB議長人事への影響が懸念され、投資家心理を重くした。また、日本時間の明日早朝に発表される米エヌビディアの5-7月期決算を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は48円安、寄り後は下げに転じる