*08:11JST 今日の為替市場ポイント:予想を上回る米雇用統計を受けてドルは下げ渋る可能性 3日のドル・円は、東京市場では143円45銭から143円93銭まで反発。欧米市場では143円74銭から145円23銭まで上昇し、145円07銭で取引終了。本日4日のドル・円は主に145円を挟んだ水準で推移か。市場予想を上回る米雇用統計を受けてドルは下げ渋る可能性がある。

米労働省が7月3日に発表した6月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+14.7万人となり、増加幅は市場予想を上回った。失業率は4.1%と、5月実績の4.2%から低下した。不完全雇用率(U6)は7.7%。一方、民間部門雇用者数は前月比+7.4万人にとどまり、増加幅は5月実績の+13.7万人を下回った。また、労働参加率は62.3%で2022年12月以来の低水準となった。市場参加者の間からは「労働参加者数の減少が失業率を押し下げた可能性がある」との声が聞かれている。なお、6月の非農業部門雇用者数が市場予想を上回った要因として、地方公務員の雇用増や教育関連の雇用が増えたことが挙げられている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:予想を上回る米雇用統計を受けてドルは下げ渋る可能性