*08:10JST 今日の為替市場ポイント:米雇用統計発表前で主要通貨の為替取引は動意薄となる可能性 2日のドル・円は、東京市場では143円32銭から144円05銭まで反発。欧米市場では144円25銭まで買われた後、143円49銭まで下落し、143円67銭で取引終了。本日3日のドル・円は主に143円台で推移か。米雇用統計の発表前で主要通貨の為替取引は動意薄となる可能性がある。

米ADPリサーチ・インスティテュートが7月2日発表した6月全米雇用報告で民間雇用者数は、前月比-3.3万人となった。減少は2023年3月以来。3日に発表される6月雇用統計で非農業部門雇用者数は5月実績を下回る可能性が高いと予想されている。なお、報道によると、米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、米フォックス・ビジネスで、「雇用統計での失業率の変化が経済成長の鈍化によるものか、外国人労働者の減少によるものかを判断するのは難しくなる」との見方を伝えている。6月の失業率は5月実績を上回る見込みだが、失業率が上昇を続けるとの見方は少ないようだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米雇用統計発表前で主要通貨の為替取引は動意薄となる可能性