*06:50JST NY為替:米3月CPIは予想以上に減速、ドル続落 10日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円56銭から144円02銭まで下落し、144円60銭で引けた。米3月消費者物価指数(CPI)が予想以上に鈍化したためドル売りに拍車がかかった。さらに、米政府が対中関税率が合計で145%になることを明らかにしたため、リスク回避の円買いに拍車がかかった。ただ、米30年債入札が10年債に続き強い結果となり、外国の米資産に対する強い投資意欲が証明されたためドルは下げ止まった。

ユーロ・ドルは1.1064ドルから1.1241ドルまで上昇し、1.1202ドルで引けた。欧州連合(EU)が鉄鋼・アルミニウム関税巡る対米報復措置の90日間停止を発表したためユーロ買いが強まった。ユーロ・円は161円06銭から162円58銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2892ドルから1.2996ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8400フランから0.8232フランまで下落した。安全通貨としてのフラン買いが加速した。

<MK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米3月CPIは予想以上に減速、ドル続落