*06:47JST NY為替:米2月CPI伸び率鈍化も関税リスクでドルは下げ渋る 12日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円19銭まで上昇後、148円11銭まで反落し、148円29銭で引けた。米2月消費者物価指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化し、連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げ観測が強まりドル売りが優勢となったのち、関税が物価を押し上げるとの根強い観測に長期金利が高止まりとなったためドル買いが強まった。トランプ大統領が自動車への関税発動を明確化したほか、欧州連合(EU)の報復関税に対応するとの発言を受けて貿易摩擦深刻化を警戒したリスク回避の動きに、反落。

ユーロ・ドルは1.0930ドルまで上昇後、1.0876ドルまで反落し、1.0890ドルで引けた。欧州連合(EU)が米国製品に対する報復関税を発表、トランプ大統領は報復関税に応じる姿勢を示し、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は162円31銭から161円41銭まで下落。ポンド・ドルは1.2988ドルまで上昇後、1.2924ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8802フランへ下落後、0.8852フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米2月CPI伸び率鈍化も関税リスクでドルは下げ渋る