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大幅続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、目標株価は31200円としている。中国、パワーデバイス、マスクショップ向け装置需要などに不透明感が高まっており、半導体製造装置業界のコア銘柄である同社の判断を引き下げているもよう。また、前日の米国市場ではSOX指数が2.2%の下落となるなど、世界的な半導体株安の流れ継続も逆風に。
バイタルKSK<3151>:1177円(+36円)
大幅続伸。前日に業績予想の修正、並びに増配を発表している。25年3月期営業利益は55億円予想を変更していないが、純利益は従来の60億円から70億円に上方修正。検査キットや治療薬の販売が伸長しているほか、有価証券為替差益の計上、政策保有株式の売却などが上振れ要因につながる。期末配当金は従来計画22円から24円に引き上げ、年間配当金は前期比3円増の45円となる。
秋田銀<8343>:2388円(+128円)
大幅続伸。前日に配当計画の引き上げを発表している。期末配当金は従来計画の45円から60円に引き上げ、年間配当金は105円となり、前期比25円の増配となる。純利益に対する配当性向 30%以上を目標に株主利益の充実と資本効率の向上を目指しており、その方針に基づくものとしているようだ。前日終値ベースでの配当利回りは4.6%の水準に高まり、買い妙味につながっているようだ。
シンクロフード<3963>:408円(-2円)
買い先行も値を消す。前日に提出された大量保有報告書によると、リム・アドバイザーズの保有比率が6.04%となり、新たに大株主になっていることが明らかになっている。保有目的は純投資のほか、企業価値及び株主価値の保全・向上のために重要提案行為等を行う可能性があるとしている。リム・アドバイザーズは香港のアクティビストとされ、過去に空港施設やテレビ東京、JTなどに株主提案を行っている。
JPHD<2749>:597円(+80円)
一時ストップ高。前日に業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の47.5億円から57億円、前期比24.3%増に引き上げている。新規施設の開設・受託及び児童数の増加、補助金の増額などが背景となっている。年間配当金も従来計画の9.5円から12円にまで引き上げ。また、株主優待制度の導入も発表、3月末、9月末の500株以上の株主に対して、それぞれクオカード1万円分を贈呈。今3月末は6カ月以上継続保有という対象要件も外れる。
トラースOP<6696>:509円(+58円)
大幅に続伸。日本市場向けのAI電力削減ソリューション「AIrux8」を大手電子機器メーカーの事業所が導入すると発表している。戦略販売パートナーの加賀FEI(横浜市)と連携して提案したところ、AIrux8の空調消費電力量の削減実績や導入効果が評価されたという。導入予定は3月31日からで、26年1月期の売上高の増加に寄与する見込み。同期の業績予想は25年1月期の通期決算発表時に公表する予定。
ジェネパ<3195>:550円(+80円)
ストップ高。ジェネレーションパスは18日に自社グループの中国企業が「カポック繊維及び羽毛を含む充填材及びその製造装置・製造方法」に関する特許を取得したと発表。カポックは熱帯地域で採取される天然繊維で、羽毛とミックスした充填材として寝具や衣類などに利用できる。発表を受けて急騰した後は利益確定売りに押される場面もあったが、上値余地があるとの見方から改めて買い材料視されているようだ。
スマイルHD<7084>:1049円 カ -
ストップ高買い気配。25年3月期の期末配当予想を従来の無配から95.00円(前期末実績は無配)に増額修正している。初配となる。既存事業で営業利益が持続的に黒字になる経営体制を確立できたことに加え、最重要視する指標の一つであるEBITDAも前期は過去最高、今期も第3四半期終了時点で過去最高となっているため。今後、株主資本配当率(DOE)4-5%の範囲内、EBITDA性向は25-35%の範囲内を目安として配当を継続する方針。 <ST>