*13:54JST 米国株見通し:下げ渋りか、PMI改善なら買戻しなら買戻し (13時30分現在)

S&P500先物      6,132.75(-3.75)
ナスダック100先物  22,131.75(-10.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は3ドル安。米金利は下げ渋り、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ。


20日の主要3指数は反落。序盤の売り一巡後も持ち直せず、ダウは450ドル安の44176ドルと3日ぶりにマイナスへ転じた。この日発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数と新規失業保険申請件数は想定より弱い内容となり、売り材料に。また、ウォルマートの決算発表で通期の収益が市場の期待を下回る見通しとなり、小売を中心に金融などにも売りが波及。ただ、長期金利の過度な上昇は抑制され、ハイテク関連は買い戻された。


本日は下げ渋りか。ウクライナ戦争終結に向けた動きは不透明で、週末に向け利益確定や持ち高調整の売りが出やすい。ただ、今晩のPMIは製造業、サービス業がいずれも前回から小幅改善が予想され、前日売られた小売や金融などへの買戻しが見込まれる。また、トランプ政権は国債発行抑制の方針で金利安ならハイテク選好地合いとなり相場を押し上げる見通し。もっとも、景気腰折れへの警戒感で積極的な買いは抑制され、指数の上昇は限定的とみる。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:下げ渋りか、PMI改善なら買戻しなら買戻し