*07:22JST NY債券:米長期債相場はもみ合い、11月米総合PMI速報値は市場予想を上回る 22日の米国長期債相場はもみ合い。ウクライナ戦争の激化を警戒して安全逃避的な債券買いが観測されたが、米S&Pグローバルがこの日発表した11月米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は2022年4月以来となる55.3に上昇しており、安全逃避の債券買いは一服した。トランプ次期米政権による企業優遇策への期待が高まっており、長期債利回りは下げ渋った。2年債利回りがやや上昇し、イールドカーブはフラットニング。

CMEのFedWatchツールによると、22日時点で12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は53%程度。2025年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%以上となる確率は89%程度。10年債利回りは4.416%近辺で取引を開始し、一時4.381%近辺まで低下した後、米国市場の中盤にかけて4.426%近辺まで反発し、取引終了時点にかけて4.414%近辺で推移。

イールドカーブはフラットニング。2年-10年は3.90bp近辺、2-30年は22.20bp近辺で引けた。2年債利回りは4.38%(前日比:+3bp)、10年債利回りは4.42%(前日比0bp)、30年債利回りは、4.60%(前日比:+0bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場はもみ合い、11月米総合PMI速報値は市場予想を上回る