*21:56JST 【市場反応】米8月消費者物価指数、コア指数の上昇で大幅利下げ観測後退、ドル買い優勢 米国労働統計局が発表した8月消費者物価指数(CPI)は予想通り7月と同様前月比+0.2%となった。前年比では+2.5%と、伸びは7月+2.9%から鈍化。5カ月連続の鈍化で、21年2月来で最低の伸びとなった。変動の激しい燃料や食品を除いたコア指数は前月比+0.3%と、予想外に、7月+0.2%から伸びが拡大。2カ月連続で伸び拡大となった。前年比では+3.2%と、予想に一致し、7月に続いた。

コアCPIの加速で米国債利回りは上昇。米2年債利回りは3.58%から3.68%まで上昇した。ドル買いが強まり、ドル・円は141円67銭から142円50銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1049ドルから1.1004ドルまで下落し、8月16日来の安値を更新した。ポンド・ドルは1.3093ドルから1.3047ドルまで下落し、8月21日来の安値を更新。

【経済指標】
・米・8月消費者物価指数:前年比+2.5%(予想:+2.5%、7月:+2.9%)
・米・8月消費者物価コア指数:前年比+3.2%(予想:+3.2%、7月:+3.2%)
・米・8月消費者物価指数:前月比+0.2%(予想:+0.2%、7月:+0.2%)
・米・8月消費者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%、7月:+0.2%)

<KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米8月消費者物価指数、コア指数の上昇で大幅利下げ観測後退、ドル買い優勢