*13:34JST 米国株見通し:下げ渋りか、主力ハイテク株にらみ (13時20分現在)

S&P500先物      5,518.00(-23.75)
ナスダック100先物  18,893.75(-112.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は100ドル安。米金利も弱含み、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


3日の主要3指数は急反落。終盤まで下げ幅を拡大し、ダウは626ドル安の40936ドルと7日ぶりに41000ドル台を割り込んだ。この日発表されたISM製造業景況感指数は前回から小幅に改善したものの、景気の好不況の境目である50を5カ月連続で下回り、景気減速懸念が再燃。連邦準備制度理事会(FRB)の0.50%利下げへの期待は後退し、売りを強めた。特に、エヌビディアなど主力ハイテクが大幅に下げ、相場を圧迫した。


本日は下げ渋りか。国内の雇用情勢が注目されるなか、今晩のJOLTS求人件数が想定通り前回から減少すればソフトランディングへの期待低下による売りが継続。ただ、FRBの年内複数回の利下げが見込まれているため、過度な下げは想定しにくい。明日以降に発表される雇用関連統計は前回からの改善が予想され、売り一巡後は様子見ムードに。前日の売りで値ごろ感が生じた主力ハイテクが買い戻されれば、指数を支えるだろう。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:下げ渋りか、主力ハイテク株にらみ