*08:11JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ渋りでドル売り抑制も 18日のドル・円は、東京市場では155円38銭まで下落後、156円57銭まで反発。欧米市場では156円18銭から157円40銭まで上昇し、157円38銭で取引終了。本日19日のドル・円は主に157円台で推移か。米長期金利は下げ渋っており、目先的にリスク回避的なドル売りは抑制される可能性がある。

欧州中央銀行(ECB)は7月18日開催の理事会で主要政策金利を据え置くことを決定した。次回9月理事会で利下げが決定されるとの見方は少なくないが、ラガルドECB総裁は「何も決まっていない」と述べている。ECBの声明では、「中期的なインフレ見通しに関する理事会の前回の評価をおおむね裏付けている」、「域内の物価圧力は依然高く、サービスインフレは高止まり、総合インフレは来年に入っても目標を上回る可能性が高い」との見解が表明された。ただ、ラガルド総裁は理事会後の記者会見で、「成長に対するリスクは下方に傾いている」と伝えており、年内における追加利下げの可能性は十分あることを示唆した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ渋りでドル売り抑制も