*07:53JST NY債券:米長期債相場は弱含み、ボウマンFRB理事の発言が嫌気される 17日の米国長期債相場は弱含み。報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は「現行の金利を維持することで物価圧力は継続的に抑制される」、「インフレが長期化、あるいは再燃した場合、利上げを支持する」との見方を伝えたことが意識されたようだ。ただ、9月利下げの確率は60%を超えており、金融市場は年内1回以上の利下げを想定している状況は変わっていない。イールドカーブはスティープニング。、

CMEのFedWatchツールによると、17日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は65%程度。11月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は82%程度。10年債利回りは4.367%近辺で取引を開始し、4.361%近辺まで低下したが、その後はじり高となり、4.424%近辺まで反発。取引終了時点にかけて4.420%近辺で推移。

イールドカーブはスティープニング気配。2年-10年は-40.00bp近辺、2-30年は-26.20bp近辺で引けた。2年債利回りは4.82%(前日比:+3bp)、10年債利回りは4.42%(前日比+4bp)、30年債利回りは、4.56%(前日比:+4bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は弱含み、ボウマンFRB理事の発言が嫌気される