*13:34JST 米国株見通し:下げ渋りか、国内インフレ指標を見極め (13時30分現在)

S&P500先物      5,241.75(-3.75)
ナスダック100先物  18,267.50(-28.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


13日の主要3指数はまちまち。ナスダックは反発、S&Pは3日ぶり反落、ダウは81ドル安の39431ドルと9日ぶりにマイナスへ沈んだ。前週末のミシガン大学消費者信頼感指数に続き、NY連銀の期待インフレ率も高止まりを示した。連邦準備制度理事会(FRB)当局者はタカ派姿勢を崩さず、長期金利の底堅い推移を受け売りに押された。ただ、今週発表のインフレ指標を見極める展開となり、指数は極端な下げを回避している。


本日は下げ渋りか。今晩発表の生産者物価指数(PPI)は総合が前年比で上昇、コア指数は鈍化が予想される。インフレ高止まりが鮮明なら、FRBの引き締め的な政策方針の堅持を後押しする材料となり、売りが出やすい。ただ、15日の消費者物価指数(CPI)は総合、コア指数とも前回から鈍化の見通しで、過度な売りは抑制されよう。決算発表ではホームデポが注目され、収益改善なら消費関連への買いが相場を支える可能性があろう。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:下げ渋りか、国内インフレ指標を見極め