*07:01JST NY債券:米長期債相場は弱含み、3月雇用統計は市場予想を上回る 5日の米国長期債相場は弱含み。米労働省がこの日発表した3月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+30.3万人で市場予想を大幅に上回ったことが要因。株高も意識されたようだ。利下げ開始は6月以降となる可能性が浮上。イールドカーブは若干のフラットニング。

CMEのFedWatchツールによると、5日時点で6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は49%程度。7月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は70%程度。10年債利回りは4.305%近辺で取引を開始し、一時4.300%近辺まで低下したが、3月雇用統計発表後に反転し、取引終了時点にかけて4.402%近辺で推移。

イールドカーブはフラットニング。2年-10年は-34.70bp近辺、2-30年は-19.50bp近辺で引けた。2年債利回りは4.75%(前日比:+10bp)、10年債利回りは4.40%(前日比+9bp)、30年債利回りは、4.55%(前日比:+7bp)で取引を終えた。

<MK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は弱含み、3月雇用統計は市場予想を上回る