*07:05JST NY為替:米利下げ観測後退で長期金利高・ドル高の相場展開 15日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円63銭から149円17銭まで上昇し、149円07銭で引けた。米インフレが連邦準備制度理事会(FRB)の目標である2%を達成するには想定以上に時間がかかるとの見通しに、来週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)でスタッフの年内の利下げ平均予想が2回に修正されるとの見方に長期金利が上昇、ドル買いが優勢となった。また、メディア報道で日本銀行が18、19日開催の金融政策決定会合でマイナス金利政策の解除を決める見通しだが同時に、緩和的な金融環境維持し、ゼロ金利政策に移行することを想定していると報じられたため円買いは限定的となった。

ユーロ・ドルは1.0895ドルから1.0882ドルまで下落し、1.0889ドルで引けた。ビルロワドガロー・仏中銀総裁が2%目標達成にはそんなに遠くないとの発言を受けて下げ止まった。ユーロ・円は、161円90銭から162円40銭へ上昇。ポンド・ドルは1.2757ドルから1.2725ドルまで下落。ドル・スイスは0.8820フランから0.8845フランまで上昇した。

<MK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米利下げ観測後退で長期金利高・ドル高の相場展開