*08:12JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を受けてドルは底堅い動きを保つ見込み 14日のドル・円は、東京市場では147円53銭から147円97銭まで反発。欧米市場では147円44銭まで下げた後、一時148円36銭まで上昇し、148円32銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に148円台で推移か。米長期金利の上昇を受けてドルは底堅い動きを保つと予想される。

14日のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して強含みとなった。インフレ関連の経済指標が市場予想を上回ったことがドル買い材料となった。次週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では政策金利の据え置きが決まる見込みだが、一部の市場参加者は「FOMCの声明内容はタカ派寄りになる可能性がある」、「FOMCの金融・経済予測で2024年の政策金利見通しが変更され、年内における利下げは2回程度にとどまる」と予想している。米インフレ率のすみやかな低下を期待することは難しくなっており、ドル・円の取引では新たなドル売り材料が提供されない場合、FOMC会合終了後に150円レベルに再上昇するとの見方が出ている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を受けてドルは底堅い動きを保つ見込み