*13:53JST 米国株見通し:伸び悩みか、中東にらみ週末の売りも (13時30分現在)

S&P500先物      4,805.25(-10.25)
ナスダック100先物  16,939.75(-26.50+)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は50ドル安。長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


11日の主要3指数はまちまち。中盤以降は下げ幅を縮小したが、S&Pは小反落、ダウは15ドル高にとどまり小幅続伸の37711ドルで引けた。注目の消費者物価指数(CPI)は前年比+3.4%と、前回の+3.1%と予想の+3.2%を上回った。コア指数は予想よりも強かったが、前回を下回った。強弱まちまちのインフレ指標を受け早期利下げが期待され、長期金利の低下を背景にハイテクを中心とした買戻しが強まり、相場をサポートした。


本日は伸び悩みか。前日のCPIに続き、今晩の生産者物価指数(PPI)が注目される。コア指数が低調なら連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げがさらに期待され、長期金利の上昇が抑えられればハイテク買いは継続。一方、決算発表が本格化し、シティやJPモルガンなど金融が物色されやすい。ただ、中東で英米軍が親イラン武装組織フーシ派を攻撃し地政学リスクが警戒されるなか、利益確定や持ち高調整の売りが強まる可能性もある。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:伸び悩みか、中東にらみ週末の売りも